明治22年創業 木のプロフェッショナル 木造ビル完成見学会を開催しました ― 新工法「GW Urban」が拓く、非住宅木造の新しい可能性 |木のある暮らしコラム|後藤木材株式会社

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木造ビル完成見学会を開催しました ― 新工法「GW Urban」が拓く、非住宅木造の新しい可能性

7月13日(月)、木造ビルの完成見学会を開催いたしました。ご多用のところご来場いただきました皆さまに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
 

耐火建築物でも木を現しにできる、新工法「GW Urban」

本物件には、後藤木材の新工法「GW Urban」を採用しています。GW Urbanは、耐火建築物であっても木材を現し(あらわし)にできる耐震ブレースです。
木造で中高層・非住宅建築を検討する際、大きな壁となるのが耐火性能と意匠性の両立です。耐火被覆で木を覆ってしまえば、せっかくの木の質感や温かみが見えなくなってしまいます。
GW Urbanは、この課題に対する一つの答えとして開発した工法です。

 

GW Urbanの技術的な特長


GW Urbanは、建物の躯体とは別に、後施工で取り付けるブレースです。
そのため、建物の長期荷重(常時かかる建物自体の重さなど)は負担せず、地震時などにかかる水平力に対して効果を発揮する仕組みになっています。
この耐震ブレースとしての壁倍率は9を実現しており、高い耐震性能を確保しながら、木の質感を活かした意匠を両立できる点が最大の特長です。
躯体と切り離した後施工方式のため、施工計画上の自由度も確保しやすくなっています。
本物件は、3階建ての木造ビルで、意匠と採光のため開口部が多い南面において、必要な壁倍率を確保するために採用されました。

岐阜県の新工法として、県の補助事業にも採択


GW Urbanは、岐阜県における新工法として位置づけられており、本物件は岐阜県の「ぎふ県産材利用促進施設等整備事業」の採択事業として補助を受けています。
この事業は、非住宅建築物等の木造化や内装木質化に、ぎふ証明材やJAS製材品といった県産材を活用する事業者を支援する岐阜県の補助制度です。
CLTなどの新技術・新工法を用いた、モデル性の高い木造施設の整備も支援対象とされており、今回のGW Urbanを用いた取り組みも、こうした岐阜県の後押しを受けて実現したものです。
地域材の活用と新工法の開発、そして行政による支援制度。この3つが噛み合うことで、これまで難しいとされてきた非住宅木造の新しい選択肢が形になりました。

木造のその先へ

耐火性能が求められる建築物でも木を現しにできる。そんな新しい工法をひとつずつ実証し、非住宅分野における木造化の選択肢を広げていく。私たちの挑戦は、これからも続いていきます。
今回の見学会にお越しいただいた皆さまには、実際の空間で木の質感と技術の両方を感じていただけたのではないかと思います。ご来場いただけなかった方も、ぜひ次の機会にご案内できればと考えております。
当社の工法で、もっと木造を増やしませんか。非住宅建築における木造という選択肢を、これからも一緒に広げてまいりましょう。

 
 
【物件情報】

用途 店舗・事務所貸しビル
構造 木造軸組工法、GW Urban
面積・最大スパン・階数 延床面積601.2 ㎡/最大8.5m/3階建て
木構造計算 後藤木材株式会社一級建築士事務所
材料調達・プレカット 後藤木材株式会社
施工 株式会社ワタケン・ホーム