植物由来の成分のみ。無添加・自然素材にこだわった「本物の自然塗料」 ~ 柿渋塗料 ~
「“自然”塗料」にも、石油系の溶剤が使われていたり、化学・人工物が含まれていたりと実にさまざま。
今日は、無添加・自然素材にこだわり抜いた「自然塗料」、そのもの天然、植物由来の“柿渋”塗料をご紹介します。
まずはこちらの写真をご覧ください。
そのもの、“柿渋”の塗料です。
■㈱アットパーシモン社製「柿フィール」
詳細はコチラ↓
https://persimmon.biz/wood-paint-info/#03
“柿渋”とは?
まだ青い渋柿を搾汁し、発酵させたものが、“柿渋”です。
渋柿とは、あの渋柿。
生でも美味しい甘柿とちがって、そのまま齧るとすさまじく渋い。干して美味しくいただく、あの渋柿です。
渋柿の「渋み」のもとは、「カキタンニン」と呼ばれるタンニンの一種。
カキタンニンによる硬くて強い皮膜には、耐水性や防腐、耐久力強化の効果があるといわれています。
このカキタンニンの有用性を、昔の人々はよく知っていたのでしょう。
カキタンニンの塊ともいえる“柿渋”をつくり、暮らしのさまざまな場面で役立てていたようです。
なかでも塗料としての活躍は幅広く、樽や桶、酒袋、漆器、布、紙、釣り糸、傘などの身近なものから、家の柱といった建築材、漁網、船、法隆寺(!)などの大物まで。
植物中最強とわれるカキタンニンの秘めたるパワーを持つ“柿渋”は、近年、その優れた機能性から再注目されています。
- シックハウス症候群の原因となるVOCの除去能力
- インフルエンザ菌やノロウイルスなど広い範囲の種々のウイルスを強力に不活化
- 消臭力
「柿フィール」の製造元、㈱アットパーシモンさまは、柿渋・カキタンニン、そして徹底した無添加・自然素材にこだわった製品ラインナップをお持ちです。
色を楽しみたい方にはこちらがおすすめ。
■㈱アットパーシモン社製「パーシモンカラーワークス」
詳細はコチラ↓
https://persimmon.biz/wood-paint-info/
「パーシモンカラーワークス」の原材料を見せていただきました。
柿渋から抽出したカキタンニンが透明なため、アイボリーやブルー系、朱色、イエローといったあざやかな色が実現したそうです。
コラムを運営している後藤木材㈱のウチマド用スギ圧密材にも試し塗りをさせていただきました。
イエローがかわいくてお気に入りです。
それでは、また次の記事で。
【参考】
(HP)㈱アットパーシモン> 柿渋タンニンとは?
https://persimmon.biz/persimmon-tannin/