明治22年創業 木のプロフェッショナル 9月12日「中大規模木造建築物の防火設計セミナー」を開催いたしました |新着情報|後藤木材株式会社

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9月12日「中大規模木造建築物の防火設計セミナー」を開催いたしました


中大規模木造建築物の防火設計セミナー

2024年9月12日(木)14:00-16:00
 
各務原市商工振興センター8階 第2特別会議室(各務原市那加桜町2丁目186番地)
【第1部】改正建築基準法の概要 講師 安井昇氏(桜設計集団一級建築士事務所)
【第2部】非住宅建築物工法説明と事例紹介 講師 福本氏(後藤木材株式会社)

 
2025年4月に改正される建築基準法では、中大規模建築の防耐火制限が緩和され、木造化が推進されています。
脱炭素社会、循環型社会の実現に木材の活用は欠かせません。
今まで鉄骨造やRC造で設計されてきた中大規模建築も、これからは木造化が求められてきます。
当日、多くの方にご参加いただき、非住宅の木造化に関する関心の高さが伺えました。
 
セミナーの中で、安井先生が関わられた燃焼試験の映像が公開されましたが、
「木材はゆっくり燃える」「木材は熱を伝えにくい」ということがよく分かるものでした。
木材は断熱性が高く、多くの水を含んでいるという木の特性による効果です。
木は燃えやすいイメージがありますが、実際には、「燃えるんだけどなかなか燃え抜けない」のです。
火災時、木造であっても延焼を防ぎ、確実に避難経路を確保させることが可能です。
今回の法改正で、非住宅に木造や木質が使いやすくなりました。
防火設計のポイントを学び、木造非住宅の可能性を新たに見出すことが出来たのではないでしょうか。

 
当社からも構造開発してきた「GWシステム建築」について、実際に建設した当社の須衛プレカット工場での経験をもとに解説させていただきました。須衛プレカット工場は、一般流通材を用いた軸組工法でありながら、スパン12mという大スパンと、木造現しした準耐火建築(45分耐火)、2,900㎡の一室大空間を実現しております。特殊な工法や、入手しづらい大断面材を使わないことが特徴で、納期もコストも抑えつつ、施工も地元工務店が出来るのです。当社のGWシステム建築にご興味いただけましたら、お問い合わせ頂ければ幸いです。
 
ご参加いただきました皆様、どうもありがとうございました。