創業から120年間たち、売り上げの半分は建材部門が占めるようになりました。でも私たちが一貫して社の基盤と考えてきたのは木材です。木に対するこだわりは今も変わることはありません。
木は、時間と共に変化する生きた素材です。新しい木材からプンと漂う香りは心を和らげてくれます。また、使い続けていけばいくほど、木の内側から出てくる成分によってしっとりとした風合いが加わります。木が長く愛着をもたれるのは、そんな自然素材ならではの特質があるからです。

木の家はこうした自然素材としての魅力をもつほかに、近年では森林の環境保護に対する役割も重みを増してきました。CO2を吸収し、酸素を排出する木を育てることは、地球温暖化の原因とされるCO2の削減に役立ちます。また森林が放置されて荒れてしまうと保水能力が落ち、大雨による土砂災害を引き起こすと言われています。森林を守ることは、地域の人々の生活を守ることに通じます。
森林では、適度な伐採を繰り返しながら存続のサイクルを保ちます。木を積極的に用いていけば、森林の育成と維持に貢献します。木の家づくりは、そうした点でも大きな役割を果たすのです。さらに、近くで採れた樹木を使えば、伐採地から建設場所への運搬に要するエネルギーも少なくて済みます。
こうした観点から後藤木材は、地域材や国産材を用いた家づくりを応援してきました。構造材や羽柄材の部位ごとに最適な産地をご提案します。ご希望があれば、家づくりに要した輸送エネルギーを算出してCO2の削減度を示す「ウッドマイルズ評価書」も添付します。

木の家づくりを取り巻く環境は、ここ10数年で大きく変わりました。耐震性を確保するための各種計算や金物の規定、省エネルギー化を実現するための気密・断熱性の確保、各種性能を数値で示した性能表示制度の導入。家づくりの業務は飛躍的に増えています。
私たち後藤木材は木を扱うプロフェッショナルの集団として、木の家づくりに関する専門知識を深め、地域工務店の皆様をお手伝いしてきました。国の制度、技術や製品の動向に対する絶え間ない情報収集が、こうした日々の作業を支えています。
木に対する思いを保ちつつ、家づくりにかかわる皆様に向けて常に新しいご提案をしていきたい。そんな決意を胸に、私たちは次の120年に向けて歩き続けています。





















